舌が巻いているみたいで直したいよ…
どうしたらいいの?
こんなお悩みに答えます。
最初は自分の声が大嫌いで、録音した声を聴くのも嫌でした
声コンプレックスだった私が色々投資して学んだ結果、得られた情報をお伝えします
声がこもって歌うことのデメリット
②無駄に年寄りっぽくなる
③どんどん巻き舌になる
わりと邦楽では、太い声を出そうとして舌が巻いたり声がこもったりする人をよくみかけます。
私も20代のキャンキャンした声のときは、どうやったら太い声になるか色々試しました。
確かにベテランで年配の歌い手の方をお手本にすることもありますが、じつは口回りの筋肉が落ちて口が開いていないことも多いのです。
何十年も歌っている方は、いってしまえば「歌うための体」ができていますから多少口が開いていなくても声は通ります。
年配の方の口を開けない、という表面的なところだけ真似してしまうとどんどん舌を巻くように歌ってしまい、喉の方に舌が落ちて行ってしまうのです。
②口を開けて歌ったときに、どこに力をいれて歌っているかチェック
③歌ったときの舌の位置を確認する
まずはこれを確認してみてください。
これから自分でできる改善方法を4つ記します。
簡単に意識できることなので、試してみてくださいね!
1歌がこもるときの改善方法
口を開けるときに上に向けて開ける
口を大きく開けようとすると、下顎をガコっと下に落とす方が多くいます。
そうするときは下顎に力が入っているので、舌が喉の方に落ちたままになっています。
舌が少し前にいき、全体的に上に口を開けることで空間を広げるようなイメージで。
当たり前ですが、口が開いていないと声はこもります。
住んでいるところは楽器や歌は禁止だし…
大きな声が家で出せない、近所に練習場所がないというかたはこんなサイレンサーつきのグッズ(自宅でできるボイストレーニング)もあります。
そんなに値段も高くないので、家で歌の練習を思いきりしたい方は取り入れてみてください。
スタジオ何度か借りることを考えたらモトがとれます。
カラオケにいけない時期や、夜遅くに稽古したいときにおすすめです。
うちのお弟子さんたちも一人暮らしで大きな声を出せないアパートに住んでいる人が多く、琵琶のふくじゅの部分にタオルを入れて、このサイレンサーを使って練習するのをおすすめしています。
2歌がこもるときの改善方法
下顎に力を入れない
口を開ける時に下顎を開けようとすると力んでしまうので、上顎を開けるつもりで。
声のこもりは舌の根元が喉の方に落ちています。舌を気持ち、前に出すように開けましょう!
発声の際に「あ」の口をすると、舌が平らになります。
そうすると舌の根元が奥の方にいって、気道を狭くしてしまい「こもり」が発生してしまいます。
「あ」だと難しいので「い」などで考えます。
「い」の母音を発声するときは舌の根元が奥の方に行かず、舌がちょっと盛り上がる感じですよね。
その形のまま声が響くか試してみてください。
この時に口の中で響く感じを覚えて、「え」「あ」「お」「う」とほかの母音でも練習します。
この時、あまりに「イーッ」と口を横に広げてしまうと、本来の日本語の母音ではなくなりますので、口の端を横に開きすぎないように注意してください。
外国語ではないので、不自然な発声はかえってよくわからなくなってしまいます。
「え」においては、口の開きを狭くしがちですが、「あ」というつもりで「え」と発声してみてください。
あまり口を開けないまま発声すると口を開けなかったり、喉を詰めてしまう原因になります。
発声するときは、「口は声の出口である」ということを念頭におき、口の開きが小さすぎることがないようにしましょう。
3歌がこもるときの改善方法
舌の根元を飲み込まない
つい「ら行」などの発音の際に舌を巻いてしまい、声がくぐもってしまう人が多く見受けられます。
巻き舌なのは、日本語においてよいことは一つもありません。
琵琶歌の場合「~ける」とか「~けり」などの古語の文末はら行ゆえに、舌を巻きがちです。
古語の上に、巻き舌…だと聞き取りにくさ全開!なので、気を付けて発声しましょう。
4歌がこもるときの改善方法
無駄な力が入っていないかチェック
特に顔に力が入っていて固まっていると声が広がる領域がどんどん狭められます。
顔の筋肉をゆるめるストレッチ(眉を上げ下げ、口を大きく開けたりすぼめたり、目を閉じたり開いたり)をして、リラックスした状態で練習してみてください。
体や顔に力が入っているかどうかは、他人から指摘を受けるまでは気づきにくいものです。
力が入っている、撥をもつ手に跡がつく…知らない間に肩が上がっている…などは地からが入っている証拠です。
ゆるめてから、ニュートラルな状態に戻して再び練習してください。
そのためには、鏡で常々確認するか、先生に見ていただくかしてもらって常に視線を感じて練習することが大事です。
邦楽の方でも、ボイトレに行ってって日本語の正しい発音と発声を試してみるのも有効です。
私は力の入れ方が全く分からない時に、体の使い方と力を抜くためにボイトレに3カ月だけ通いました。
邦楽の稽古代よりちょっと安いくらいですが無料体験もありますので、違う視点で練習したい方はどうぞ。
ボイトレに行けない人は、ボイトレの先生が開発した口に力を入れずに歌う器具がありますので、それを試すのもおすすめです。
2,000円2000円程度なのでそんなに高くないですよ。
一日5分咥えるだけで、喉や口にくわえる力加減がわかるので、ボイトレ初心者やつい力んでしまう人におすすめです。
なんていっても安いので失敗してもいいや、と思ってためしてみると結構「力を入れずに発声する」体感ができると思います。
本を読むよりは実践するが早し、です。
歌がこもるときの改善方法まとめ
②舌の位置を意識して、喉の奥の方に行かないよう意識する
③体や顔に力を入れない
ボイトレ初心者はまずこちらの本をどうぞ。
上の本よりも初心者向けで、DVDがついているのでわかりやすいです。
これだけで、結構声がこもらず明るくなるのでぜひ試してみてください🎵
ビワビワ!