【お金の価値】幸せな消費の仕方・お金の使い方がわからない人へ

こんにちは。びわ@ゆんころ( @biwayunkoro)です。

 

今日は有限だし、ないと困る…お金のうまい使い方について考えてみます。

 

なんだかんだで、音楽活動は趣味でやろうが、プロでやろうがお金がかかるものです。

 

世の中お金じゃない!とはいえ、貨幣経済に生きているのでお金について全く考えずに生きていると、情報弱者になってしまうので、音楽家であろうとお金について考えていきたいですね。

 

色々とお金の勉強をしてきて、得た結論は以下の二つ。

それについて考察していきます。

①自分が長く時間を割くものについては、上質なものを買おう
②心が感動したときにはお金を使おう

1結論:自分が長く時間を割くものについては、上質なものを買おう

大きな買い物をするときは、自分の人生において重要なことを自覚するときでもあるんです。
たとえば、楽器を買うとしますね。

ヴァイオリンなんかは億単位のものもあるわけです。

プロとして毎日練習に何時間も割き、今後一生ヴァイオリンとともに生きていこう!というひとは、値段の安さで選びません。

 

複雑なプログラミングを組むプログラマーが中古のモバイルPCを仕事用に使うでしょうか?

 

自分が最高の仕事をしたいと思うなら、使っていて快適な物、便利な物を選んだほうがいいです。

 

そこを「値段の安さ」で選んでいる場合、その仕事があなたにとって重要度が低いことの表れです。

 

もし安さだけで道具を選んでいる場合、自分にとっての重要度を再考したほうがいいでしょう。

 

なので、私はヤフオクやメルカリで自分の演奏用の楽器を買いません。

 

写真をみれば曲がってるな…というのがわかるというのもありますが、(曲がっていると今のところ修理がほぼ不可能)その楽器でプロの演奏ができるとは思わないからです。

 

 

仕事用の物を買うことについて安かろう、悪かろうというのは本当にいいえて妙だと思います。

 

仕事とか使う時間が長いものに「いい物」を買えばいいとはわかったよ…
でも物欲自体があまりないんだよね~

 

 

びわ@ゆんころ
コロナ禍を経験し、物欲がなくなった方が多くなっていますね
テクノロジーのおかげで「安くていい物」が手にはいる現代、本当にいい「お金の使い方」を紹介します

 

1結論:心が感動したものにお金を使おう

私は、20代で音楽で食べて行こう!と会社を辞めた時は、本当にお金がなかったです。

 

大好きな洋服も買えず、会社員時代の貯金を切り崩して琵琶の稽古に明け暮れていました。

 

スタバで休憩するのもためらうほどの収入…

そんな時にバッグが壊れたので、買おうと探していました。

私のバッグのこだわりは
①本革であること
②A4が入るサイズ
③予算3万くらい
④どこにでも持って行けるオーソドックスなデザイン

 

お金がない頃の3万はわりと結構な大金でしたが、BUYMAなどのネット通販か型落ちのブランド品をアウトレットで買うかなーなどと見て回っていました。

 

そんなときに偶然入ってしまったCHANEL銀座本店。

ドアマンがいて、何の買い物かを受付で聞かれます。

「バッグが見たいです(ほんと、見るだけにしとこ…)」

 

というと、新作と定番のもの、サイズ感を聞かれ、奥の部屋へ通され…

やっぱり女性が憧れるハイブランド。

 

黒一色でもすごいオーラ。

 

「ロゴマークでかいのはダサいぞ」

「大阪のおばちゃん趣味(失礼)って思われるぞ」などと必死に買わない理由を頭で考える。

当時の私にすごくしっくりきたA4サイズのチェーントートバッグ。

うわーこれだよと思いました。

 

でも3万ではもちろん買えないので、その日はお礼を言って帰りました。

 

そして数日の間、ずーっとシャネルのバックを考えていたのです。

結果。
買いました。30万円。

退職前に貯めていた貯金があったとはいえ、その時の私が考えていたことです

 

買い物に悩みまくって考えたこと
・シャネルのバックを持つべき女性になろう
・これが躊躇なく買えるくらい、しっかり稼ごう
・自分で自分をご機嫌にするにはこのバックの力を借りるしかない
・今買ったらすごいうれしいけど、10年後「余裕ができたときに買えたらどうだろう?」
店員さんのエピソードが素晴らしすぎる

接客してくださった店員さんは、ベテランの女性の方。

シャネルの考え方を愛し、スーツ姿でも光るシャネルの時計とリング。

どうしてもその時計が欲しくて、無理して新卒の時に買ったものを直して使い続けているといっていました。

 

ひとつのブランドの考え方に心酔し、ずっと欲しかったものを直して使い続ける。

 

そういう精神が大事だな、そういうブランドなのだなととても印象に残りました。

 

んでも使い捨てて、すぐ新しいものに乗り換える昨今でも、職人の力、卓越されたデザインで年代を越えられるのだなとめちゃくちゃ伝統芸能と近いじゃん!とすごく感動してしまったんです。

 

それで、また銀座にいって購入することにしました。

 

接客してくれたのは、はじめは違う女性だったのですが、何日か前にきたことを告げるとすぐに最初に接客してくれた女性を呼んできてくれ、楽しく思い出に残る買い物になりました。

もう10年以上経ちますが、大事に使っています。

 

ブランドものだから、というよりも、楽しい接客といい思い出を買ったなと嬉しく思っていますし、これから先も直して使っていこうと思えば高すぎた買い物ではないのかなと思っています。

物がたくさんある世の中だからこそ、誰から買うか、価値観を買うという考えが大事になってくると思います。

ぜひ、心が動いたときに買えるように省けるところは省いて、ドーンといい体験をしたいですね。

 

お金の使い方まとめ

「高いから買わない」「安いから買う」という二元論で考えていると、いつも満足のいく買い物ができなくて
損得だけで考えるようになってしまいます。

「お金がないから」と思う前に、「自分の心が本当に欲しいもの」を考えてみると、自分の働き方にも目を向けることになりますので、ぜひ考えてみてください。

 

生活するために生きる、という人生をやめて、「この商品に見合う人間になる!」とか、「これを買ったらもっといい仕事ができる!」という思いでお金を使っていきたいものですね。

車買えるくらいの琵琶を最近買った私がお送りしました🎵

 

びわ@ゆんころ
仕事としていい演奏をするために、秒で買うと決めました🎵
鹿児島の名匠の、いちばんいい年代の作品がきれいな保存状態であったので即買いでした
たまたま貯金で買えましたが、たぶん借金してでも買いました(笑)
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