音楽が好きなのに「向いてない」と言われたら。向いているとは?

 

こんにちは。琵琶@ゆんころです。
今日は音楽教室に通っているけど、悩んでしまっている方に向けて書いていきます。

答える人

びわ@ゆんころ
音楽教室(薩摩琵琶教室)を主宰。
マンツーマン指導のため、色んな悩み相談も同時に聞くことが多いです
なにしろ、最も音楽をやることについて悩んだ人が自分です(笑)
お悩み内容
・音楽が好きなのに、先生から「音楽に向いていない」って言われた
・才能がないから、音楽やめたら?と言われた
・なかなか上達しないから、音楽をやめたほうがいいんじゃないかと思う
・音楽が好きだけど、才能がないと言われた

 

こういうことを言われた人って、なにげに多いんじゃないかと思います。

 

悩んでしまって、音楽をやめるかどうか迷っている人に読んでいただけたら嬉しいです。

 

そもそも、音楽に向いているとは何を指すのか?

 

これを深く考えることで、自分の今の本当の悩みを解決できます。

もう一度、考えてみてください。

 

今、何について悩んでいますか?

 

・音楽を続けたいのに、成果がでない
・人から「才能がないのに続けてるの?」と思われて恥ずかしい
・自分はヘタクソなままなのに、周りはどんどん上達している

こういうこと?

そうであるならば、「だから、今後どうしたい?」と考えてみてください。

 

音楽に向いているとはなにか?やめる理由を探してる?

いちばん自分に対して問い直してもらいたいのは、悩みの先にあるどうしたいか?ということです。

 

どうしたいか?にたどりつくまでに、他人の何気ない一言や、自分の思い込みでがんじがらめになっているひとが多いです。

 

どんなことを言われてもやりたいか?

もう一度自分に問い直してみてください。

 

私の話で恐縮ですが、いまでこそ薩摩琵琶教室を運営したり演奏家として活動しています。

 

琵琶以外にもいろんな芸能を学んでみましたが、先生から直接言われました。

才能がない

ヘタクソ

お前がやることで芸能のイメージを下げる

 

時には暴言だけでなく、蹴られたり、叩かれたりしたこともあります。

 

今問題になっているSNSでの根拠のない匿名の暴言だって受けたことは数知れず。

だけどやめなかった。

 

これってなんなんでしょうね。

つまり、私にとっては「音楽に向いていない」と言われることが、音楽をやめる理由にならなかったということです。

厚顔無恥と言われるかもしれませんが、他人に何を言われようが自分の人生です。

 

「音楽の才能がない」と言ってしまえば簡単ですが、その才能の中にも色々あります。

 

・継続する才能
・人から何を言われても、立ち向かって努力する才能
・言われたことがすぐできる才能
・模倣能力が優れている才能

 

などなど

自分で分析すると下の2つはものすごく欠けているのですが、上の2つはまぁまぁあるのかなと感じています。

 

さんざんののしられても辞めなかったので(笑)

人は勝手なものです。

 

そもそも、自分のことをあまり知らない人から言われたひと言、ふた言ってそれほど気にする必要があるのでしょうか。

いや、わかります。気になりますよね。

 

だけどその言葉を自分の人生に取り入れるかは自分次第なんです。

 

音楽に向いているか?は時間がたつまでわからない


自分で音楽に向いているか?と言われて即答で「YES」と言える人がどれくらいいるのでしょうか。

 

音楽活動は継続して初めて成果がでるものです。

 

たとえば「向いているから音楽をやる」と自己判断としても、継続して練習ができないのであれば、プロとしての依頼は絶対に来ないでしょう。

自分自身、向いているか、才能があるかと言われたらどちらかといえば向いていないし、才能はないと答えると思います。

小学校から進学塾に通い、進学校に通って一般大学に入学して選考は日本史。

大学の頃は中世の古文書のゼミにいました。

 

全然音楽と関係ありません(笑)

 

バイトも韓国語を教えたり、通訳したり、全然関係なかったです(笑)

 

でも、向いていなくても続けると決めていました。

 

バイトをしながら音楽生活ってキツいし大変だ…と思ってもただ続けた、だけです。

 

まだ19年しかたっていないし大した成果もあげていませんが、結局自分の人生の大半を琵琶が占めていた、だけです。

 

音楽に向いているか?は白黒つけなくていい

人から言われたり、自分でそう思い込んでしまって辛くなる言葉、「音楽に向いていない」。

 

私は、この言葉の回答を無理やり出す必要はないと思っています。

 

大事なのは理想をもつこと、その理想に近づくために自分が足りないものはなにかを分析することです。

そしていちばん大事なのが「他人と比較しないこと」だったりします。

 

他人軸で生きると、他人の目を常に気にしなくてはいけなくてつらいです。

 

でも演奏家は他人に見てもらうのが前提なんだから、他人軸のすべてが悪いわけじゃなくない?

 

 

びわ@ゆんころ
たしかにそうですが、全員に満足してもらえる舞台は不可能ですし、もしあなたが認めてもらいたいと思っている人が全ての演奏会に来てくれるわけではないですよね?
だから一回一回の舞台を死ぬ気で頑張る
それしかないと考えています

 

音楽に向いている?への答えは出さなくていい

 

いちばんおすすめの回答は、それは10年後に見てみよう、です。

今自分に対して「音楽に向いていない」認定を下して、やめるのも自由です。

 

 

ただ、本当はもっと上達したり舞台に出たかったのではありませんか?

出来なかったことが、少しずつ出来るようになる喜びを味わいたかったのではありませんか?

やめるのはいつでもできます。

 

自分が才能ない、向いていないと決めつけて逃げるのもいつでもできます。

 

 

でも、やめる理由にするのはまだ早くありませんか?

他人軸で生きずに、努力しても大して成果がでない今の自分を認めてあげてみてください。

 

他人の芝は青く見えるものです。

 

人知れず努力しているところを見せずに、さもさっと成功しているように見せている人もごまんといます。

 

 

SNSをみていると、そういう他人がますます華やかに見えたりして自分と比較して落ち込むことだってあると思います。

 

でも、SNSは日常じゃないですから。

 

盛ってることを前提に考えれば、皆大して変わらないです。

 

盛っている人をほめたたえる人はたくさんいます。

 

でも、等身大の自分を認めてくれる人は自分しかいないのだから、自分で自分を認めてあげて、出来ていないところを分析・修正して成長するほかはありません。

 

伸び方なんて人それぞれ。

 

今は伸び悩んで「才能ない」「音楽に向いていない」と思っても、続けるという才能があることを喜んでください。

 

自分に足りないところだけでなく、足りているところにも目を向けてみてね

ではでは
ビワビワ。

 

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